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啓林館『数学1年』p86。方程式の利用の初めて問題。イラスト図に必要な式や数を書き込ませて立式させる。向山洋一氏の追試。
1.何を求める問題か
指示1 教科書86ページ。§4、方程式の利用。実際の、さん、はい。
「実際の問題を解くには、方程式をつくることと、その方程式を解くことが必要である。方程式を解くことはすでに学んだ。そこで、次の問題を例にとって、方程式をつくる手順を考えてみよう。」
発問1 ここでは、何を勉強するのですか。
「方程式をつくる手順です。」
指示2 問題を読みます。さん、はい。
「1000円で、パン3個と120円の牛乳を買うと、おつりが400円であった。パン1個の値段はいくらか。」
発問2 何を求める問題ですか。
「パン1個の値段です。」
続きを範読する。
2.言葉の式にあてはめて式を作る
指示3 この場合には次の手順が考えられる。(1) 問題の中の数量に目をつけて、数量の間の関係を見つける。パン1個の値段をχ円として、□の中にχと書きなさい.
発問3 パン3個では、いくらになりますか。
「3χ円です。」
指示4 パンの図の上に3χ円と書きなさiい。
発問3 支払ったお金と代金の合計とおつりの関係を言葉の式で表しなさい。これは、とっても簡単です。
教科書に書いてある。
「(支払ったお金)−(代金の合計)=おつりです。」
発問4 支払ったお金はいくらですか。(教科書の)支払ったお金の下に書きなさい。
発問5 代金の合計はいくらですか。代金の合計の下に書きなさい。
発問6 おつりはいくらですか。おつりの下に書きなさい。
指示5 式を完成させなさい。
教科書の言葉の式の下に書き込ませる。
(支払ったお金)−(代金の合計)=おつり
1000 −(3χ+120)=400
3.方程式を解いて答えを求める
指示6 式をノートに写しなさい。
発問7 始めに何をするのですか。○○さん。
「分配法則を使ってかっこをはずします。」
既習事項であるので、個別指名をしてテンポよく進める。
指示7 その通り。かっこをはずした式を書きなさい。
「○○さん。」
「1000−3χ−120=400 です。」
発問8 次に何をするのですか。○○さん。
「移項します。」
指示8 その通り。移項した式を書きなさい。○○さん。
「−3χ=400−1000+120 です。」
発問9 次に何をするのですか。○○さん。
「計算します。」
指示9 その通り。計算した式を書きなさい。○○さん。
「−3χ=−480 です。」
発問10 次に何をするのですか。○○さん。
「両辺を−3で割ります。」
指示10 その通り。両辺を−3で割った式を書きなさい。○○さん。
「χ=160 です。」
発問11 パン1個の値段はいくらですか。
「160円です。」
指示12 答え160円と書いておきなさい。
4.練習問題
練習問題p87の2番をする。
《先行実践》向山洋一氏:『向山型数学教え方教室』(明治図書),p38〜p42 井上好文氏の論文
《参 考》 池田浩司氏:方程式の利用2,インターネットランド1125212,No.1125213 http://www.tos-land.net/